超音波診療
超音波診療

当院では、痛みの少ない検査で正確な診断を行うために、超音波診療(エコー検査)を導入しています。超音波診療とは、音の反射を利用して体の内部を映し出す検査方法で、筋肉・腱・靱帯・関節など、整形外科領域のさまざまな部位の状態をリアルタイムで確認することができます。
レントゲンでは写りにくい軟部組織(筋・腱・靱帯・神経など)の異常を捉えることができる点が大きな特長です。放射線を使用しないため、妊婦さんや小児の方でも安心して受けていただけます。検査は数分程度で終了し、痛みもほとんどありません。診断の迅速化や、治療の経過観察にも役立つ非常に有効な検査です。
超音波検査の最大の特長は、体の動きをそのまま映し出せる点にあります。たとえば、関節を曲げ伸ばししながら検査を行うことで、腱や靱帯の動き・断裂・炎症の程度をその場で確認できます。これによって静止画像では見逃されがちな異常を早期に発見しやすくなります。
超音波検査は非侵襲的(体を傷つけない)な方法であり、放射線被ばくもありません。注射や切開などを伴わないため、痛みを感じることもほとんどありません。小さなお子さまからご高齢の方まで、安心して受けていただける検査です。
撮影した画像はリアルタイムで確認できるため、検査終了後にすぐ結果をお伝えすることが可能です。その場で診断を行い、必要に応じて注射・リハビリ・固定などの治療方針を迅速に決定できます。この「スピード感」は、急性のけがや痛みの診療で特に重要です。
近年の超音波機器は解像度が非常に高く、数ミリ単位の小さな断裂や炎症、腱のこすれ、関節液のたまりなども明確に描出できます。MRI検査と比較しても遜色のないレベルで診断できる場合もあり、早期の異常発見・治療に大きく貢献します。
超音波検査は、痛みの原因を明確にするだけでなく、治療後の経過観察にも非常に適しています。筋肉や腱の炎症がどの程度改善しているかを定期的に確認でき、治療の効果判定に役立ちます。
次のような症状がある方は、検査をおすすめします。
ご来院・問診
まずは現在の症状や痛みの経緯、発症時期などを詳しくお伺いします。必要に応じて関節の動きや腫れの程度を確認します。
超音波検査の実施
検査部位に透明なジェルを塗り、超音波プローブを肌に軽くあてて観察します。プローブを動かしながら、複数方向から体内の構造をリアルタイムに確認します。検査時間はおおむね5〜10分程度で終了します。
結果の説明・診断
撮影した画像をもとに、医師がその場で診断を行い、画像を見ながら丁寧にご説明します。
必要に応じて、リハビリや注射、装具療法など次のステップをご案内します。
超音波診療は、単なる診断ツールにとどまりません。当院では、検査結果をもとに的確な治療計画を立て、リハビリテーションスタッフと連携しながら、早期回復を目指します。また、注射治療やハイドロリリース(筋膜リリース)などを行う際にも、エコーガイド下で針の位置を正確に確認できるため、より安全で効果的な治療が可能になります。特に、肩関節周囲炎(五十肩)や腱鞘炎、スポーツ外傷の治療で高い効果を発揮します。
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